日高晤郎さん死去 死因は脂肪肉腫
俳優でラシオパーソナリティの日高晤郎さんが3日にお亡くなりになりました。
享年74歳。
死因は脂肪肉腫とのこと。
日高晤郎の重大発表?
日高晤郎さんは1985年から約35年間、札幌テレビ放送で毎週土曜日に「ウィークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」に出演。
生放送で歯に衣(きぬ)着せぬ語り口が人気を呼び、札幌では人気のラシオパーソナリティでした。
日高晤郎さんは35年間、一日にも休んだことがなかったのですが、今年の2月に入院をして初めて欠席。
翌週には復帰した。
ラジオに復帰した時に10日で2回の入院と2回の手術?!をしたことを明かした。
そんな体調で一日休んだだけで、ラジオに復帰するって、すごい執念ですね。
日高晤郎さんの自身の番組に対する思いが伝ってきますよね。
そして3月24日(土)は日高晤郎さんの最後のラジオ番組になりました。
その時に、声がかなりかすれていたようで、かなり体調が良くなかったようです。
その最後のラジオ番組時に日高晤郎さんは重大発表をします。
月曜日に一泊二日の入院をしお腹にたまってる水(腹水?)の薬を入れる、
と発表。
そして、
「今日、私は横になって
目を閉じた時に
すげえなぁ、
俺幸せだなぁ、
楽しいなぁってものを
9時間まるごともらった」
とも放送で話したようです。
日高晤郎さんは一泊二日の入院と話してましたが、結局体調が回復しなかったために、翌週も仕事を休むことに。
そして4月3日に永眠されました。
しかし、手術してすぐに退院されようとしてますので、かなり体に負担があったのでは?
とてもまじめな方で、仕事を休むことに罪悪感があったのでしょうか?
もう少し、体をいたわることを優先されていたら、また違ったかもしれませんね。
脂肪肉腫ってどういう病気?
日高晤郎の死因の脂肪肉腫ってあまりなじみののない病名ですが、脂肪肉腫ってどういう病気かというと、
脂肪肉腫とは?
脂肪を含んだ細胞が悪性化したと考えられている悪性腫瘍です。体のあらゆる部分に発生しますが、多いのはふとももと骨盤の内部(後腹膜腔)で、30〜60歳くらいの世代に多いといわれています。軟部肉腫は発生頻度の低い悪性腫瘍なのですが、この肉腫はそのなかでは比較的頻度の高い肉腫です。
原因は?
粘液型脂肪肉腫では、特定の2つの染色体の一部が切れてお互いに入れ替わってしまったために、キメラ遺伝子と呼ばれる異常な遺伝子が発生することがわかっています。
粘液型脂肪肉腫以外の脂肪肉腫に関しては、特異的な遺伝子配列異常が報告されているわけではありませんが、染色体の形態が異常を起こし、細胞の遺伝子情報が変化することが病気の原因となっていると考えられています。
病気が進行すると?
病気が進行すると、最初に病気が発生した部位から、血液やリンパ液の流れにのって悪性の細胞が移動し、体のほかの臓器に病巣を作ります。この現象を転移と呼びます。一般的に、肉腫は血液の流れにのって肺に転移することが最も多く、脂肪肉腫も例外ではありません。しかし粘液型脂肪肉腫では、肺以外の肝臓などへの転移が比較的多いことがわかっており注意が必要です。
出展:家庭の医学 https://katei-igaku.jp/dictionary/detail/090844000.html
日高晤郎さんの脂肪肉腫はかなり悪化してたのでしょうね。
しかし、そんな体調の時にもラジオに出演し続けてたって、なんだかプロ意識がすごいです。
それも毎週土曜日に放送される「ウィークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」は9時間にも及ぶ長時間の番組です。
元々は東京で役者をされていたのですが、役者としてはあまりぱっとせず、かつての役者仲間の誘いで、札幌のキャバレーでステージを務めことで、真面目で誠実な性格がキャバレーのオーナーに好かれることに。
そしてオーナーに「本当のところ、何をやりたいのか」と問われ、「今までやったことが無い、自分のラジオ番組がやってみたい」と話したところ、紹介されたのが、STVラジオのディレクターだったそうです。
日高晤郎さんにとっては、35年も続いた自身のラジオ番組への特別な思い入れがあったことから、かなり無理して仕事を続けていたようですね。
ご冥福をお祈りします。
コメント