アメリカ シリアの攻撃はなぜ?理由は?

社会・政治

アメリカのシリアへのミサイル攻撃が、話題になってますね。

日本時間の7日の午前9時40分頃に巡航ミサイル「トマホーク」59発をシリア西部の軍関連施設に撃ち込んだそうです。

何でアメリカがシリアを空爆したのかっていうと、4日シリア政府軍が化学兵器を使用したと見られる空爆を行ったとされ、多くの方が亡くなりました。

このシリア政府の科学兵器使用に対しての、対抗措置とみられてます。

化学兵器の使用は化学兵器禁止条約で禁止されており、シリアはその条約に反したことになります。

 

さて、シリア政府側に後ろ盾となって支持してる国々があります。

イランロシア中国北朝鮮です。

 

シリア反政府軍を支持してる国々が

欧米諸国(アメリカ)イスラエルカタールサウジアラビアです。

 

シリアの内戦といっても政府軍と反政府軍にはそれぞれ後ろ盾になってる国々があり、内戦のようでも実際はシリアという国を舞台にした、国際戦争でもあります。




目次

アメリカが今回シリアを空爆したのはなぜ?理由は?

さて、アメリカがシリア政府が科学兵器を使用したことを理由に7日にシリアを空爆しましたが、現在アメリカでは米中首脳会談が行われてます。

中国の周近平が現在アメリカを訪れて、首脳会談が行われてる最中に、アメリカがシリアを空爆したわけです。

中国はシリア政府軍を支持してます。

そしてアメリカは、反政府軍を支持してます。

シリア情勢に関しては、アメリカと中国は対立しています。

米中首脳会談の真っ最中にアメリカがシリアを攻撃するのは明らかに、中国をけん制する意図が取れます。

通常、首脳会談というものは、互いに敵対していても会談が行われてるときに、あからさまに軍事的なけん制は行わないものですが、トランプ政権では、中国との駆け引きにシリアを舞台にして、中国に大して圧力をかけるという、考えられない措置をとったわけです。

 

なぜアメリガかシリアの問題に介入するのかというと、シリアが

・核兵器の開発

・テロ組織を支援

・アサド政権が独裁国家

・科学兵器を保有

という理由から、シリア問題に介入しているわけです。

 

シリアの反政府軍を支持する国々にしてみれば、独裁国家でテロ組織を支援するシリアが、核兵器の開発、化学兵器の保有をしているということは、脅威なわけです。

いつ自国の安全を脅かすかわからないわけです。

そして、今回シリア政府軍が化学兵器を使用したことを理由に、アメリカがシリアにミサイル攻撃をおこなったわけで。

 

さて、現在、アメリカでは米中首脳会談が行われてます。

ここで取り上げられる、問題に現在の北朝鮮問題があげられます。

北朝鮮は現在、核開発をおこなってます。

そして度重なるミサイル実験と称して、日本海側にミサイルを撃ち込んできてます。

北朝鮮は日本をけん制しているようで、実際はアメリカに向けてメッセージを送っているのです。

アメリカまで届く核兵器の開発をアピールしてアメリカを挑発しているのです。

北朝鮮はアメリカに大して、先制攻撃も辞さないということもアナウンスしてます。

北朝鮮の核開発に関しては多くの国が反対の立場をとっていて、北朝鮮に対して経済制裁などで圧力をかけてますが、中国に関しては北朝鮮に大しては対話が重要であり政治的解決の立場を常にとってきました。




しかし北朝鮮が金正恩政権になってから、核開発やミサイルの開発が急激に進み、今ではアメリカを射程にいれた、核兵器も手に入れようとしてます。

これはアメリカにとってとても脅威な事です。

北朝鮮の挑発行為に関しては中国が間を取り持つ形で、今までは北朝鮮をなだめてきたわけですが、金正恩政権になってからは中国が抑止力の役割も果たせず、とうとうアメリカは軍事行動も辞さない態度で北朝鮮をけん制。

現在は、いつアメリカが北朝鮮を空爆してもおかしくない状況になってるわけです。

こういうアメリカと北朝鮮との間で緊張が続く中で、米中首脳会談では中国の北朝鮮へのイニシアチブが問われてるいるのですが、北朝鮮の問題に関しては中国の面子を立てる形で、中国に任せてきたが、結局は何も解決にならず、それどころか、現在の北朝鮮は核開発、ミサイル技術もどんどん進んでアメリカを脅かすことになってしまいました。

アメリカだけでなく、近隣諸国にとって北朝鮮が脅威になってしまったのです。

アメリカにしてみたら、中国に北朝鮮は任せていたのに、何も解決してないことに怒ってるわけで、今回のアメリカのシリアへの空爆は、アメリカの中国に対してのメッセージなわけです。

「お前達が北朝鮮をなんとかしないのなら、われわれがやる。」という態度をトランプ政権が中国に見せつけたわけです。

 

それも米中首脳会談の真っ只中で。

 

アメリカのトランプがが北朝鮮に対しての本気を、中国の周近平に見せ付けるという形になったわけです。

北朝鮮の問題とシリアの問題の類似点

現在の北朝鮮の問題とシリアの問題って類似してますよね。

核開発の問題もそうですし、アメリカは北朝鮮をテロ支援国家と位置づけてます。

 

先日、金正恩の異母兄弟にあたる金正男が暗殺されてしまいました。

北朝鮮が仕組んだとされてます。

その時に使用していたのがVXガスです。

つまり科学兵器です。

北朝鮮が科学兵器も保有してるということです。

現在のシリア情勢と北朝鮮情勢はほぼ同じ構図ですよね。




そして北朝鮮はシリアのアサド政権を支持しています。

北朝鮮とシリアは国交があって、軍事交流があるそうです。

 

2009年にギリシャ当局が北朝鮮からシリアに向かう船から、科学兵器に使われる薬剤や防護服を押収した出来事がありました。

これがシリアの科学兵器は北朝鮮が製造に関わってるという証拠になったわけです。

 

アメリカにとって、シリアと北朝鮮はアメリカの安全を脅かす厄介な存在なわけで、今回の米中首脳会談で中国側が北朝鮮に対して何らかの強い措置をとらなければ、アメリカは北朝鮮を本当に空爆する恐れがあります。

今回の米中首脳会談は世界が注目しています。

 

アメリカは中国との対貿易赤字を抱えてます。

それと、中国からのサイバー攻撃も受けています。

それと中国が南シナ海に建設した人口基地の問題もあります。

 

そして、北朝鮮問題、シリア問題と、トランプ政権は一気に中国に圧力をかけようとしています。

 

今回のアメリカのシリアへのミサイル攻撃は、明らかに中国をけん制する意図が見てとれますね。

 

日本もただごとではない

さて、アメリカが北朝鮮を空爆したとして、日本はまったく関係のないことではありません。

日本はアメリカ軍の基地があります。

北朝鮮のミサイルは、明らかに日本にあるアメリカ軍の基地に照準を合わせています。

北朝鮮は先制攻撃も辞さないとアナウンスしていることから、日本のアメリカ軍の基地を攻撃する可能性が大きいわけです。

つまり、日本にミサイルが落とされるわけです。

アメリカと北朝鮮の戦争が、朝鮮半島、もしくは日本が戦争の舞台になる可能性があるわけです。

それはシリアで行われてる内戦が、他国の代理戦争と同じ、という構図ですよね。

アメリカと北朝鮮の問題には中国も介入してくるでしょうし。

 

アメリカのシリアへの攻撃は、シリア政府を支持するロシアも強く反発してるようです。

 

米中首脳会談後に、世界が大きく動く予感があります。

 

アメリカは本気みたいですね。




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