玩具メーカーのタカラトミーの社長の、ハロルド・ジョージ・メイ氏が社長を辞任とのこと。
経営不振で赤字経営だったタカラトミーをV字回復させたことで、経済界で一躍注目された人物。
そんな敏腕社長のハロルド・ジョージ・メイ氏の気になるのが生年月日や経歴。
噂によると日本語がペラペラなのだとか。
ハロルド・ジョージ・メイの生年月日、経歴
ハロルド・ジョージ・メイ氏の生年月日は1963年12月4日。
現在53歳。
生年月日を知って驚きました。まだ53歳です。
2014年にタカラトミーに入社した時には経営顧問として入社。
後に2015年には社長にまで登りつめるわけですが、短い期間に社長に就任するほどの優秀なビジネスマンのハロルド・ジョージ・メイさん。
そして、気になるのが、過去の経歴。
1963年にオランダで生まれる。
幼少期に、日本、アメリカ、インドネシアなど母国以外での国で長期に過ごした経験あり。
ニューヨーク大学院卒業後にハイネケンジャパンに就職したのは1987年のこと。
その後、オランダとイギリスに拠点を構える日本リーバ、大阪に本社を置く日本企業のサンスターと渡り歩き、2006年に日本コカコーラ副社長兼マーケティング本部長とし日本コカコーラに入社。
2007年から日本で販売が開始された「コカコーラゼロ」のPRに大きくかかわった。
タカラトミーに入社後の経歴や功績
そして2014年に、タカラトミーに経営顧問として入社。
副社長兼COO兼海外事業統括本部長。
2015年に代表取締役社長兼CEOに就任。
創業家以外の人物がタカラトミーの社長に就任するのは初。
創業家に認められるほどの人材だったようですね。
タカラトミーは海外への事業展開で海外企業を買収。
しかし海外ユーザーの嗜好をつかむことができず、海外事業は慢性的な赤字が続く。
経営不振に喘ぐタカラトミーを変革するべく、入社したのがハロルド・ジョージ・メイさん。
世の中がデジタルに変わっていく中、タカラトミーは商品も売り方もアナログ100パーセントで、「商売下手」で知られるメーカーだったようです。
ハロルド・ジョージ・メイさんが経営に携わるようになり、PRにツイッターやユーチューブを使用するなど改革を行った。
そして
・0歳から100歳を対象に考える「エージレス」
・日本だけを見ず、ネーミングをはじめ世界で売れるように設計する「ボーダーレス」
・商品は発売して終わりではなく、進化を続ける「エンドレス」
というキーワードをもとに社員の意識改革に成功。
そして平社員と管理職との階層を減らして、若い社員の意見を多く取り入れる体制を作った。
ハロルド・ジョージ・メイさんは、タカラトミーの古い経営体質を、外資系の会社から得たノウハウで赤字経営のタカラトミーの社員の意識改革を行い、積極的に宣伝することでヒット商品も次々に生む。
海外事業も利益率の低い商品を撤退、リストラを行うなど海外事業を整理した結果、2017年には海外事業の黒字化に成功。
そして、「自分の役割を達成することができた」として12月末に辞任することを発表。
ハロルド・ジョージ・メイさんの辞任で、今後のタカラトミーの経営を市場は不安視し、株価は下がった。
ハロルド・ジョージ・メイさんの後任は副社長の小島一洋氏が就任する。
次期社長の小島一洋氏の経歴
小島一洋氏の経歴ですが
三菱商事→丸の内キャピタル執行役員を経て、
2009年、タカラトミー社外取締役、
2012年、常務に就任
2013年、取締役常務執行役員
2017年、取締役専務執行役員→副社長
2018年、社長に就任
とのこと。
そして、ハロルド・ジョージ・メイさんの今後ですが、まだ発表されてません。
おそらく次のステージが準備されているのでしょうね。
外資系企業出身の経営者は、いろんな会社の社長を歴任する人が多いですよね。
結果を出したら、次の会社で結果を、そしてまた別の会社へ渡り歩く人が多いです。
ハロルド・ジョージ・メイさんの次は、どこの会社の経営に携わるのか注目が集まります。
日本語がペラペラ?
ハロルド・ジョージ・メイさんって実は「日本語がペラペラらしい」、ということで調べた見ました。
ユユーチューブにこんな動画が。
これだけ日本語を話せるって、ほとんど日本人ですよね。
1987年の大学卒業後にハイネケンジャパンに就職してから、外資系企業に入社して日本で働いているようなので、約30年ほど日本で生活してることになります。
下手な日本人よりは日本語が流暢ですよね(笑)
欧米のマインドを持ちつつ、土着的な日本の文化にも精通したハロルド・ジョージ・メイさんだからこそ、タカラトミーを黒字化できた。
今後、多くの日本企業がグローバル化に進んでい来ますが、ハロルド・ジョージ・メイさんの力を借りたい企業はたくさんあるはずです。
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