映画監督、作家、写真家として多彩な才能を発揮してきた安藤桃子さん。
芸能一家に生まれ、映画『0.5ミリ』などで独自の世界観を築き上げてきました。
そんな彼女のプライベートが話題となったのは、結婚相手が“修行僧”だったという驚きのエピソード。
さらにその出会いの地は和歌山の山中――。
まるで映画のワンシーンのような展開です。
この記事では、安藤桃子さんの元夫である修行僧との出会いから結婚、離婚に至るまでの経緯と、その後の暮らしについて詳しくご紹介します。
和歌山の山中で出会った“仙人”のような男性
“映画監督・安藤桃子が魂のふるさと・高知に移住して約10年。「いまでも感動が湧き続けています」” – さんたつ by 散歩の達人 #SmartNews https://t.co/IqtlqbPGly
— 岡本 龍太 (@deepw) January 27, 2025
安藤桃子さんと元夫が出会ったのは、和歌山県の山の中だったといわれています。
具体的な場所は明かされていませんが、高野山である可能性が高いと推測されています。
高野山は真言宗の聖地であり、多くの修行僧が集まる場所。
安藤さんは、そこで暮らしていた大阪出身の一般男性と知り合い、すぐに意気投合したそうです。
彼は山で鹿を狩り、その皮をなめすという、まさに修行僧さながらの生活をしていました。
体力も精神力も鍛え上げられたその姿に、安藤さんは「この人となら、どんな時代でも生き抜ける」と感じたといいます。
芸術家である安藤さんと、山で暮らす男性――一見正反対にも見えるふたりですが、共通する“生き方への真剣さ”が心を近づけるきっかけになったのでしょう。
結婚と移住、自然に囲まれた家族の暮らし
ふたりは2014年3月14日、ホワイトデーに入籍。
その直後、安藤さんは東京から高知県に移住します。
移住の理由は、映画『0.5ミリ』のロケ地だった高知の自然や人々に心惹かれたことでした。
同年9月には、高知市内の神社で家族だけの挙式を行い、新たな生活がスタート。
2015年3月には長女が誕生し、自然の中での子育てが始まりました。
安藤さんは映画や創作活動を続けながら、家族との時間も大切に過ごしていたといいます。
まるで、現代版の“里山の暮らし”。
テレビやSNSでは見られない、素朴で豊かな日常がそこにはあったのかもしれません。
すれ違いの果てに…円満離婚という選択
しかし、そんな理想的な暮らしにも終わりが訪れます。
2018年5月下旬、ふたりは円満に離婚。
表向きの理由は「すれ違い」。
修行僧である元夫は、日常的に山に入っての修行を続けていたため、家族との時間が限られていたのかもしれません。
精神的な距離感や、価値観の違いも影響していたと考えられます。
とはいえ、慰謝料などの争いはなく、3歳になる長女の親権は安藤さんが持つことになりました。
離婚後も安藤さんは引き続き高知に暮らし、創作活動や地域との関わりを続けています。
離婚後の元夫は?再び修行僧として山へ?
元夫については、離婚後の消息は公表されていません。
ただ、安藤さんが語っていた「自分で家を建てられる」「仙人のような人」という言葉から察するに、また山での生活に戻った可能性が高いと考えられます。
精神世界を重視し、都会の喧騒から距離を置いてきた彼にとって、自然の中での暮らしがもっとも自分らしくいられる場所だったのでしょう。
安藤さんとの結婚もまた、修行の一環だった――そんなふうに思えるほど、自然体で独特な人生を歩む人物だったようです。
まとめ:異色の夫婦関係が教えてくれる“生き方の自由”
安藤桃子さんと修行僧だった元夫との関係は、一般的な結婚の枠にとらわれない、まさに“自由な生き方”を体現していたように感じます。
価値観の違いや生活スタイルのすれ違いがあったとしても、そこに嘘や争いはなく、お互いの道を尊重して別れを選ぶという潔さ。
芸術家と修行僧。
ふたりがともに過ごした数年間は、どんな教科書にも書かれていない、唯一無二の人生の物語でした。
“幸せ”や“家族”の形に、正解はない。
それぞれが自分の信じる道を歩むことこそ、本当の豊かさなのかもしれません。
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