アメリカが北朝鮮にテロ支援国家をなぜ再指定?理由は?

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アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再指定へ

朝、ネットを見たら、アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再指定したというニュースが舞い込んできた。

アメリカが北朝鮮をテロ支援国家として最初に指定したのが1988年。

大韓航空機爆破事件などからアメリカが北朝鮮をテロ支援国家と指定した経緯があります。

2008年に北朝鮮の核開発計画の検証方法について北朝鮮と合意したことで、当時のブッシュ政権がテロ支援国家を解除した。

今回のトランプ政権でのテロ支援国家の再指定は、9年ぶり。

つい先日、トランプ大統領はアジア歴訪したばかり。

北朝鮮の核開発を阻止するためには、何よりも中国の力が頼りなわけですが、中国を訪れたトランプ大統領への中国の歓迎ぶりは記憶に新しいところ。

トランプ大統領が中国を訪問した時の中国との歓迎ぶりから、アメリカと中国との間で北朝鮮との今後のことで、何やら決着がついたと思われた。

一部の専門家は今後のアメリカの北朝鮮への圧力が現状維持、もしくは弱まっていくと思われていました。

先日、中国の習近平総書記の特使が北朝鮮を訪問したことで、北朝鮮の今後の核開発に大きな動きがあると思われていました。

しかし、今回アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再指定したことから、習近平総書記の特使と北朝鮮との会談がもの別れに終わったと推測できる。

北朝鮮の核開発の問題が終息に向かうと思いきや、北朝鮮問題は終わるどころか、またぶり返した形になった。




アメリカが今になってなぜ北朝鮮をテロ支援国家に再指定したか?理由は?

さて、アメリカがなぜ今の時期に再び北朝鮮をテロ支援国家に再指定したかというと、先日のトランプ大統領のアジア歴訪にヒントがあると思われます。

日本、韓国、中国を訪問した後、トランプ大統領は東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と日米中ロなど18カ国による東アジアサミットに出席。

※会議が2時間遅れたため、急遽トランプ大統領はアメリカに帰国。代わりにティラーソン国務長官が出席

サミット終了後の声明では、北朝鮮による核・化学兵器などの大量破壊兵器、弾道ミサイル技術の開発を非難する声明が出された。

この声明には大きな意味があります。

今回のトランプ大統領のアジア歴訪について、メディアで報道しない本当の意味があります。

ASEAN加盟国は

インドネシア
フィリピン
ベトナム
タイ
ミャンマー
マレーシア
カンボジア
ラオス
シンガポール
ブルネイ

の10ヶ国です。

その10ヶ国全てが、なんと北朝鮮と国交があるのです。

北朝鮮は世界から孤立した国というイメージがありますが、実際はそうではなく北朝鮮と国交のある国はたくさんあるのです。

したがって、いくら日本とアメリカが北朝鮮に制裁をかけても、北朝鮮を追い込むほどの決定的な制裁にならないわけです。




今回のトランプのアジア歴訪の大きな成果は、ASEANサミットで「北朝鮮による核・化学兵器などの大量破壊兵器、弾道ミサイル技術の開発を非難」という声明を引き出したことが、何よりもの大きな成果だったようです。

今回のトランプ大統領のサミット出席の意味は、ASEAN加盟国へ圧力をかけ北朝鮮への非難声明を引き出すことだったみたいですね。

その後、習近平総書記の特使訪朝し北朝鮮側と会談。

その話し合いの結果を受けて、アメリカが今回の北朝鮮のテロ支援国家の再指定という流れになったわけです。

ASEAN加盟国のすべての国が北朝鮮と国交を持っていたことも驚きです。

ASEAN加盟国の今後の北朝鮮との関わりによっては、アメリカがASEAN加盟国に経済制裁を行うことも考えられるので、ASEAN加盟国も右にならえで、アメリカの言うことを聞かざる得ないようです。

アメリカが一方的に北朝鮮へテロ支援国家を再指定すると、世界の各国から非難を浴びますが、ASEAN加盟国からの協力を得たこともあり、北朝鮮へのテロ支援国家への再指定も難なくクリアできたわけです。

トランプ大統領がアジアを歴訪後、中国が特使を北朝鮮に派遣したこと、そしてアメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再指定したところまで、すべて点と線が結びついてるわけです。

トランプ大統領がアメリカに帰国後、満足げに「極めて成功した」と語った意味が、理解できますね。

トランプ大統領のアジア歴訪は、北朝鮮制裁へのアジア各国の支援と協力の旅。

中国の特使と北朝鮮との会談がもの別れに終わることも想定済みで、テロ支援国家に再指定することを既に念頭に置いていた、ということだと思います。

アメリカにテロ支援国家の再指定をされて、ASEAN加盟国の10カ国からも見放される形になった北朝鮮。

今後の北朝鮮の動きに注目が集まります。

アメリカと北朝鮮の戦争の危機ですが、最近は緊張が和らいでましたが、以前から年末が危ないと言われてました。

今後の北朝鮮の動向によっては、本当にアメリカが何らかの軍事行動に出る可能性も考えられます。